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青塚心理相談室は、群馬県太田市にあります。2名の臨床心理士
が心理療法、カウンセリングを提供します。

認知行動療法まんが「ニンちゃんコウちゃん」

その1*考え方を変えてみよう!


認知行動療法では、その人の@考え、A気持ち、B行動の3つを、あえて変えることで、その人が、より生きやすくなるよう手助けしていきます。まんがの中で、コウちゃんは、@の「考え(=認知(にんち)」を変えてみれば、もう少し楽になるのではと、ニンちゃんに提案しています。

その2*気持ちに気づく!

例えば、忙しい日々が続くと、疲れていたり、イライラしていたりしても、その気持ちに、はっきり気がつくことができないときがあります。マンガの中でニンちゃんは、コウちゃんに、自分自身を不安定にさせている気持ち(=テストの不安)に気づかせ、それに具体的に対処すること(=テスト勉強)を提案しています。
その3*案ずるより・・・

何をするにしても、心配や不安はつきものです。心配や不安が強すぎ、失敗を恐れて、一歩を踏み出す勇気が出ないことがあります。認知行動療法では、@考え、A気持ち、B行動をあえて変えていきます。心配や不安が強いときは、Bの行動を、思い切って変える、不安が強くても、まずはやってみるという方法をとることがあります。行動をじゃましていた不安は、実際に行動し、自信がつくことで少なくなっていくという考え方です。「案ずるより産むがやすし」ということですね。マンガのニンちゃんは、不安をふり切り、思い切って話ができたようです。でも、コウちゃんの「びみょう」な気持ちは、そっとしておく方がいいのかな・・・・。

その4*完璧じゃなくても・・・

生活の中では、目標に向けて頑張らなければならないことがあります。しかし、100%完璧にはできないので、「90%はできたから、また頑張ればいい」と考える方が、より現実的です。ところで、認知行動療法では、人を苦しめる思考パターンのことを、「認知の歪み」と呼んでいます。そして、それをもっと現実にあった思考に、変えていきます。「認知の歪み」の一つに、人を追いつめてしまう極端な完璧主義があり、「全か無かの思考」、「白黒思考」などと呼んでいます。「100点じゃなきゃ意味ない」というコウちゃんの考えは、この「全か無かの思考」に似ています。それより、ニンちゃんの言うように、「90点、すごいじゃん」と考え、次に向けて頑張る方が、より現実的なのかもしれません。

その5*決めつけないで!

生活の中では、うまくいくこともあれば、いかないこともあり、いろいろです。私たちは、一度失敗したことに対して、「また失敗するんじゃないか」と考え、おくびょうになりがちです。また、人が失敗する様子を見て、自分もうまくやれないのではと思い込むこともあります。こういう考え、思い込みのことを、認知行動療法では、「一般化のしすぎ」などと呼んでいます。コウちゃんの言うように、「前失敗したからといって、今回もだめとは限らない」ので、「だめ」と決めつけないことが大事です。過去の経験も大事ですが、それにとらわれずチャレンジすることも、大事なようです。

その6*それをいっちゃあ・・・・

先のことは、100%確実に予測はできません。明日初めて会う人と、「うまくいくかどうか」は、会ってみなければ分かりません。一方、会ってみなければ分からないのに、「うまくいかないだろう」、「嫌われてしまうのではないか」と、悲観的になってしまうことがあります。あまり根拠がないのに、先のことに対し悲観的な予測をしてしまうことを、認知行動療法では、「結論の飛躍」と呼んでいます。安易に悲観的な結論を出さないようにし、楽観的な考えもできるようしていきます。「そんなの、うまくいきっこない」という、あまり根拠がなく、悲観的なニンちゃん、コウちゃんの発言に対し、より楽観的で前向きな考えも持つことを、トラちゃんは提案しています。それにしても、「トラちゃん」というのは、どこかで聞いたような、昔の人なら知っていそうな・・・・・。「令和」と「昭和」を、まちがえたんでしょうか・・・・。

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